自 然
庄内は四方に、山・川・里・海に囲まれた場所にあります。北には出羽富士と称される美しい鳥海山。南には霊峰名だたる出羽三山。西には豊かな漁場が広がる日本海。平野部には原風景が残る里山や、肥沃な穀食地帯など四季を通じても季節の移り変わりをはっきり感じることのできる自然溢れる地域です。温暖な気候や豊富な水など、自然の風土によって育まれた海の幸、山の幸は、四季折々の料理として形を変え、庄内の食文化として日々発展しています。
伝統・文化
庄内は伝統と文化が色濃く残る地域です。かつて鶴岡市は庄内藩の城下町として栄え酒田市は北前船の交易によって湊町として繁栄しました。出羽三山の歴史も古く江戸時代には山岳信仰の場として多くの人々の賑わいをみせるほどした。庄内各地では今もなお、当時の伝統文化がさまざまな形で生きています。過去から未来、地域の人々に支えられながら数百年の時を越えて人々の心に深く根付いているのです。
継 承
いつの時代も人々は心・技術・業を受け継ぎ次の世代へ引き継いできました。 今からおよそ一万年前、人々は居住を求め村を作りました。そこで狩りや漁を行い食料を手に入れました。自然・万物を信仰しそれらはやがて祭となりました。思えば今の時代に息づくもの全ては、形は変われど古来より人々が受け継いできたものに違いありません。 受け継ぐ人、受け継がれる人、人々の絆によって大切にされていたもの。先人たちの想いを次の世代へ。