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田中なう

春に思うこと2017.03.31

先日、とあるご家族がうしお荘に泊まりに来てくださった。

そのご家族はお父さんとお母さんに若い娘さんが2人。

娘さんが小さい頃は

決まって毎年夏休みになると海水浴をしに来てくれる

仲の良いご家族だった。

 

しばらくぶりに見たうれしさから、声をかけてみることにした。
 
 

「○○様は以前、夏になると毎年来てくれてましたよね。」

「よく覚えていますよ。」

「あの時の女の子がこんなにも大きくなられていたんですね。」

 

上の娘さんは3月に大学を卒業し、この春から就職するのだという。 

しばらく見ないうちに女の子はすっかり大人になっていた。
 
 

あの頃の女の子と言えば

受付のカウンターと同じくらいの背丈。

そこからのぞきこむ丸みをおびた小さな顔。

海への気持ちを抑えきれないのだろうか

チェックインの時から片手には浮き輪を持ち

頭には水中メガネをしていたっけ・・・
 
それがいつしか、母親と同じぐらいの背丈となり

あどけなかった少女の顔はすっかり大人の女性へと変わっていた。

  

「今年就職ですか・・・おめでとうございます。」 

少女はありがとうございますと言いながら軽くお辞儀をし

にっこりと笑ってくれた。
 

・・・春である。

春は別れと出会いが交差する季節。

卒業、入学、異動、転勤、退職・・・

身の回りの環境も大きく変わる季節である。

不安や悲しみ、期待が入りまじった複雑な気持ちにもなりますが

それを乗り越えたらきっと目の前には新しい景色が広がるはずです。

それを思うと春という季節は大きく成長できる季節なのかもしれませんね。
  
いろんな思いを胸に

さぁ、4月のスタートです。
 
 
 
 
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