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田中なう

タイの話2015.11.24

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私事だが埼玉にいる親戚に埼玉ではそこそこ大きい会社の社長さんがいる。

その人が以前こんな話をしていた。

社長が取引先のお客様を連れてタイの国へ行く機会があった時の話である。

部下が夕食場所の手配をするために

「社長、夜は何が食べたいですか?」と聞いてきたそうだ。

社長は、自分よりもむしろ取引先のお客様になにが食べたいかを聞いたところ

せっかくタイまで行くのだからということで

「タイの料理がいいね。」と答えたのだそうだ。

そして、夜になり実際にテーブルに出てきた料理は、

なぜか、タイ料理ならぬ鯛の料理!!! 
 
なんと、部下が“タイ”と“鯛”をはき違え大事な接待の席に

鯛料理を用意してしまったという全く関係のない田中からすれば

腹を抱えて転げまわるほどの笑い話である。(≧∇≦)ブハハハ!

 
 

先日、職員研修があり、ある講師の先生の話を聞く機会があった。

先生はその中で「お客様からの要望、サービスにもできるサービスと

できないサービスはある。

できないサービスについては必ず代替え案を用意してお答えする事。」とおっしゃっていた。

確かに、サービスを売りにしている職業といってもお客様の要望に必ずお答えできる

というわけではない。今できる最大のサービスを“真剣”に考える。

代替え案を用意することも立派なサービスの一つだと思う。

お客様からしてみれば、要望が叶わなかったとしても、どれだけ真面目に、誠実に、

自分のために考えてくれたのか。返ってきた答えが望むべきものではなかったとしても

本気になって親身になって考えてくれたことで聞き入れられる。

そういうところなのだと思う。

 

社長の話には実は続きがあり、その取引先のお客さんは

事の事情(笑)を理解しつつ・・・ 

タイの国では用意することが簡単ではないであろう鯛料理を

わざわざ自分のために用意してくれたという事に

怒る事なく逆に感動さえしていたという話。
(代替え案ではなく、単に部下が間違えだけの話ではあるが・・・(^_^;))

先日、研修での先生の話を聞いて社長が以前に話していたタイの話を思い出した。

  
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