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田中なう

キノコに思うこと2016.11.04

ごぶさたしております。田中です。

外はすっかり紅葉シーズンになり日に日に秋の深まりを感じております。

今回田中は山に出かけてきました。

なぜ山に出かけてきたかと言えばと話は少し長くなりますが

ぜひ聞いてください。
  

実は田中は家で熱帯魚を飼っている。

その熱帯魚の水槽の話になるのだが

その水槽の壁面にはかねてより藻が頻繁に発生するのである。

生えては取り生えては取りを繰り返してはいたが

やはり作業はかなり面倒くさい。

いろいろ調べてみたものの藻が発生する原因はさまざま。

光が足りないとか、水質が悪いとか・・・

要は環境が悪いのだがいろいろ変えてみても自然発生を防ぐことができず

結局原因は分からずじまい。

そして悩んだ挙句に出た最後の手段は生物兵器の投入。

生物兵器なんて聞くとおぞましいが

要は藻を食べてくれる貝とかエビとかを水槽に入れるのである。

まぁ、エビも熱帯魚コーナーに行けば売っているのだが

なぜか先に思いついたのは実家の近くには山があってそこの沼にいる“エビ”。
 
さっそく取りに行くことにした。 
 

時は10月の暮れである。
 

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杉が綺麗に間伐されていて林は見事である。

今年は熊の出没が頻発しているので熊に注意をはらう。

熊よけ対策として“熊よけ鈴”なんていう携帯のアプリを用意。

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大丈夫か!?効くのか!?なうっ。 
 

しばらく歩くと沼が見えてきた。

辺りは思いのほか静かだ。

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静寂の中さっそくエビの捕獲開始。

エビがいたのは遥か昔の話。

環境が変わったかもしれなし、正直まだいるのかどうか不安のまま

網を入れる。

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網を入れはじめて数分後、見事にエビを捕まえることができた。

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たくさんはいらなかったので

少しだけ捕まえる事ができたし、あとは帰ることにした。

ここでの滞在時間は短かかった。

僅か15分くらいだったと思う。

 
 

帰りの山道を歩いていると

なんとキノコを発見。

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地元ではスギワケと呼んでいる食用キノコである。※1

昔、よく祖母に食べさせられたキノコだが

あまり好きではなかった記憶がある。

※1スギワケは昔は安全に食べれたキノコだが近年はこれを食べると
人によっては意識障害やけいれんが報告されているため関係機関では
推奨していない。原因は不明と言われている。

 

キノコによせて思う事は

天然キノコの食文化って今後だんだん失われていくんじゃないかなぁって思う。

毎年この時期になると見間違いによるキノコの食中毒のニュースをよく見かける。

原因の多くは知識不足からくる事故なのだろうけども

正しい知識を教え合うのは結局そこに住む人たちの縦や横の繋がりなわけで

近年、山村は若い人たちが町に移住し高齢化が進んでいて

キノコに関しても食べられるキノコと食べられないキノコを見分けられる人って

だんだんいなくなるんじゃないかなぁって思う。

そしたら今後、キノコはとるのが難しくなって、最後に残るのは

椎茸とかナメコとかオーソドックスなキノコしか残らない?

なんて思ったりもする。

大げさだけどね。(^_^;)

 

p.s この2日後水槽のエビは全滅しました。w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
なんでだろう?
水が合わなかったのかな?
 

田中の藻との戦いは
まだしばらく続くのであった。
 

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