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田中なう

歌舞伎2018.02.23

皆さんは歌舞伎というものを見たことがあるだろうか。

歌舞伎はご存じの通り日本に古くから伝わる伝統芸能でいわゆる演劇である。

歌舞伎を見るなら場所は東京の歌舞伎座が有名ですよね。

料金はピンからキリですが良い席にこだわらなければ割りと普通の料金で見れるようです。

歌舞伎の芝居や会場の雰囲気を体験してみたい人のために

一幕だけ見れる一幕見席というチケットもあって

これは1,000円位で買えます。田中、歌舞伎を体験してみたくて

これを使って一度だけ見に行ったことがあります。

その名の通り一幕だけの観覧なので話は部分的にしか伝わってきませんが

雰囲気を楽しむにはとても良かったです。

その時は初めてだったこともあって見るもの全てに

驚きや感動を覚えた記憶があります。

中でも一番びっくりしたのは演目の最中に時折

罵声ともとれる何を言っているか分からない

叫び声を発している人がいたことです。 ;゚ロ゚)w

最初、酔っ払いかと思って

非常識な人もいるもんだなぁと思って振り返ったほどです。

あとで分かったことですが

これは大向う(おおむこう)といって

役者さんにかける掛け声だったみたいです。

罵声だと思っていた声は役者さんの屋号を叫んでいたんですね。
(成田屋っ!とか言うやつ。)

声のタイミングで振り返っている人がいたら

自分みたいな素人だと思ってください。

演劇や舞台は敷居が高いというイメージがありますけど

たまにはリッチに♪大人気分で楽しんでみるのも良いかもしれません。

 

そんな歌舞伎ですが、実は庄内にもあります。

「黒森歌舞伎」です。

黒森歌舞伎は酒田市の黒森地区に伝承されてきた農村歌舞伎です。

毎年旧暦の小正月にあたる2月15日・17日の2日間

神社の奉納行事として上演されます。

雪の中で演じられることから「雪中芝居」などとも呼ばれ

観客は雪の降る中、外で舞台を楽しみます。

 

たまたま休みだったので、行ってみた。

この日は時折雪が舞う冬とすれば普通の天気。

外は相変わらずの寒さである。

前日にチョコを一つも貰えなかったことを思い出すと寒さも三割増しです。

少し離れた駐車場に車を置いてから現場に歩いて到着すると

入口には報道陣や趣味のカメラマンの人達がたくさんいた。

観客は7割といったところか。

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今年は「高田馬場18番切り」という演目で

超簡単に言えば敵討ちを題材にした物語でありました。

17年ぶりの上演だそうです。

ジャイアント馬場も出てきたら盛り上がりそうです。(こら!)

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歌舞伎に限ったことではないが、こういう伝統芸能の場合

役者のセリフというものは独特なリズムと抑揚があって

意味を理解するのに少し苦労します。

予習ができる情報があれば予習をしていった方が良いです。

話がすんなり入ってきます。

 

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緞帳や花道、舞台セットは庶民っぽくてとても良い感じ。

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寒い中、無料で振舞ってくれた甘酒はかなり美味かった。

チョコなんかよりもうめぇーぜぃっ!ヾ(`Д´)ゝ

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隣の隣ではなんと観客がテレビ取材を受けていた!

惜しいぜ!俺に来たら無理矢理 “うしお荘” のキーワードねじ込んで

それっぽいこと話してやったのに。

残念だぜ。

<まとめ>
今年は県内のどこを見ても雪が多いですね。しかし、昔は今とは比べものにならないくらい雪が多かったという話を聞くことがあります。今でこそ世の中にはたくさんのものが溢れ休日の過ごし方は時間を費やすにも困らない時代となりました。この地区に歌舞伎が生まれた時代、恐らく庄内の冬は農民たちにとって閉ざされた雪国であったに違いありません。田畑が雪で覆われ、農民たちにとっては時間を持て余す冬の季節、この歌舞伎こそがそんな時代の“娯楽”、“遊び”だったのかもしれませんね。

興味のあるかた、3月4日(日)に酒田市民会館 「希望ホール」 にて公演もやります。
ぜひ、ご覧ください。
うしお荘に泊まりながら。

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